議事録の書き方 / 会議の種類
会議のアジェンダの作り方(書く項目と、コピーして使えるテンプレート)
会議のアジェンダ(議題と進め方を書いて先に配る紙)の作り方を紹介します。書く項目、社内の定例と取引先との打ち合わせのテンプレート、時間の割り振りの決め方、配るときの文例、アジェンダの順番のまま議事録を書く方法をまとめました。

このサイトでは、会議の前に出席者へ配る、目的と議題と進め方を書いた紙を、会議のアジェンダと呼びます。このページでは、書く項目、コピーして使える2つのテンプレート(書く欄を並べた型)、時間の割り振り、配るときの文例を紹介します。
アジェンダがあると、出席者は何を決める会議かを前もって知ることができます。会議のあとは、同じ順番で議事録を書けます。
会議のアジェンダとは(議題の一覧・レジュメ・次第などの呼び名)
このサイトでは、会議の目的と議題を、使う時間といっしょに書いて、会議の前に配る紙をアジェンダと呼びます。議題の一覧に「決めたいこと」と時間を足した形です。
レジュメや次第など、似た呼び名の意味は、辞書の説明をそのまま並べます。デジタル大辞泉(コトバンク)では、アジェンダの意味の1つ目は「計画。予定表。議事日程。協議事項。特に、政治・政策的な分野で、検討課題、行動計画、の意で用いることが多い。」です。レジュメは「要約。摘要。研究報告・講演・演説などで、その内容を手みじかにまとめて記したもの。」、次第の意味の1つ目は「物事が行われる際の一定の順序。」とあります。次第には、ほかの意味もあります。
会社に決まった呼び名や使い分けがあれば、それに合わせてください。
アジェンダは会議の前に書き、議事録は会議のあとに書きます。出席する側が、配られた紙を使って会議の前に準備する方法は、会議の前にやる3つの準備で紹介しています。
アジェンダに書く項目
このサイトの型では、書く項目は、会議名・日時・場所・出席者・目的・議題と時間・決めたいこと・持ち物の8つです。迷ったときは、目的と決めたいことから埋めます。
次の表は、このサイトで決めた項目です。会社の決まった用紙があるときは、その用紙の項目を優先します。
| 項目 | 何を書くか | だれが埋めるか |
|---|---|---|
| 会議名 | 何の会議かが分かる名前 | 会議を開く人(主催者) |
| 日時 | 始まりと終わりの時刻。曜日も書く | 主催者 |
| 場所 | 会議室の名前、またはオンライン | 主催者 |
| 出席者 | 呼ぶ人の名前。進行する人と、議事録を書く人も決めておく | 主催者 |
| 目的 | この会議で何を済ませたいか。1文 | 主催者 |
| 議題と時間 | 話す順に番号をつけ、議題ごとに使う時間を書く | 主催者 |
| 決めたいこと | 議題ごとに、会議の中で決めたいことを1つずつ | 主催者 |
| 持ち物・事前に読むもの | 出席者が用意するもの、先に読んでおく資料 | 主催者が書き、出席者が用意する |
表の中を左右に動かして読めます。
取引先と会う会議では、出席者の欄に先方の名前も入れます。先方の名前と肩書は、先方に確かめてから書きます。
目的の欄は、「〜を決める」「〜を確かめる」のように、会議が終わったときに済んだかどうかが分かる形で書きます。「情報を共有する」だけだと、終わったときに済んだのかが分かりません。決めたいことの欄も同じで、「12月に訪問する取引先を決める」のように、答えが出せる形にします。
出席者の欄には、進行する人と、議事録を書く人も決めて書いておきます。当日に「だれが書きますか」と聞く時間が、いらなくなります。書記の分担の考え方は、一人で全部書かないの節に書きました。
アジェンダに書かないほうがよいのは、議題の説明の長い文章です。細かい資料は別の紙にして、「事前に読むもの」の欄に名前だけ書きます。アジェンダは、A4の1枚に収めると、出席者が全体を見渡せます。
会議名・日時・出席者など、議事録と同じ項目を英語でどう書くかは、英語の議事録の書き方で紹介します。
コピーして使えるアジェンダのテンプレート
このページのテンプレートは、社内の定例会議用と、取引先との打ち合わせ用の2つです。どちらも、コピーして空欄を埋めれば使えます。
次の2つの型は、このサイトで作ったものです。どの空欄も、会議を開く人(主催者)が、会議の前に埋めます。( )の中の説明と、「←」のあとの書き込みは、埋めたら消してから配ります。
社内の定例会議用
社内の定例会議では、前回のやることの確認を、最初の議題に入れます。前の回の宿題が済んだかを、全員で確かめるためです。
会議名: 日時: 年 月 日( ) 時 分〜 時 分 場所: (会議室の名前、またはオンライン) 進行: (会議を進める人) 書記: (議事録を書く人) 出席者: 目的:(この会議で何を済ませたいか。1文) 議題と時間: 1.前回のやることの確認( 分)担当: 2. ( 分)担当: 3. ( 分)担当: 決めたいこと: 議題2: 議題3: 持ち物・事前に読むもの:
「担当」の欄は、その議題を説明する人の名前です。説明する人には、アジェンダを配る前に、一言伝えておきます。
取引先との打ち合わせ用
取引先との打ち合わせでは、先方に用意してほしいものと、当社が用意するものを分けて書きます。先方の欄は、先方に確かめて埋めます。
会議名: 日時: 年 月 日( ) 時 分〜 時 分 場所: (来社/訪問/オンラインのどれか) 出席者:(当社) (先方) ←先方に確かめてから書く 目的:(今日の打ち合わせで、先方と何を確かめたいか) 議題と時間: 1. ( 分) 2. ( 分) 3. ( 分) 先方に確認したいこと: ・ 当社が用意するもの: ・ 先方にお願いしたいこと:(事前に用意していただきたい資料など) ・
オンラインの打ち合わせのときは、場所の欄に「オンライン」と書き、入り方の案内は別の連絡で送ります。入り方の案内の書き方は、このページでは扱いません。
Wordにこの型を貼る手順は、議事録のフォーマットのページの「Wordで使う」の節と同じです。
次の取引先用の例は、このサイトで作ったものです。実在の会議の記録ではありません。
会議名:1月分の発注の打ち合わせ日時:2026年12月8日(火)14時〜15時場所:来社出席者:(当社)営業部長、営業担当(先方)購買担当、倉庫担当目的:1月の発注数と納期を決める 議題と時間:1.11月の納品の振り返り(15分)2.納期の見直し(15分)3.1月の発注予定(20分)(予備 10分) 先方に確認したいこと:・1月に増やせる発注数の上限当社が用意するもの:・11月の納品一覧先方にお願いしたいこと:・前の年の1月の発注の実績表
この例では、会議の長さが60分で、議題の時間の合計は50分、予備は10分です。足すと60分になります。
時間の割り振りの決め方
時間の割り振りは、会議が終わる時刻から逆算し、決めたいことが多い議題に長く時間を取って決めます。報告だけの議題は短くし、最後に予備の時間を残します。
このサイトでは、「何分にするのが最適」という数字は決めていません。会議の長さも、議題の重さも、会議ごとに違うからです。次の3つの順で、自分の会議に合わせて決めてください。
- 終わる時刻から決める:会議の長さを先に決めます。始まりが遅れても、終わる時刻は動かさないようにします。
- 議題を2種類に分ける:「決めたいことがある議題」と「報告だけの議題」に分けます。決めたいことがある議題に、多く時間を取ります。
- 足し算をして、予備を残す:議題の時間を足して、会議の長さより5分から10分ほど短くなるようにします。この予備は、話が長引いたときのためで、このサイトの目安です。
次の例は、このサイトで作ったものです。実在の会議の記録ではありません。
会議名:営業定例会議(11月第3回)日時:2026年11月16日(月)9時〜9時45分場所:会議室A進行:営業部長書記:事務担当出席者:営業部長、営業担当、事務担当目的:12月の訪問予定を決める 議題と時間:1.前回のやることの確認(5分)担当:営業部長2.11月の訪問結果の報告(10分)担当:営業担当3.12月の訪問予定(20分)担当:営業担当(予備 10分) 決めたいこと:議題3:12月に訪問する取引先と、訪問する週 持ち物・事前に読むもの:11月の訪問結果の一覧
この例では、会議の長さが45分で、議題の時間の合計は35分です。決めたいことがあるのは議題3だけなので、議題3にいちばん長く時間を取っています。
時間は、議題の番号の横に書きます。出席者が、いま何分まで使ってよいのかを、見てすぐ分かるようにするためです。議題の「担当」を書いておくと、説明する人が前もって準備できます。
いつ・どう配るか(メール・チャットの文例)
アジェンダは、出席者が会議の前に目を通す時間を取れるよう、メールやチャット(社内で短い文を送る道具)で早めに配ります。本文に貼るか、ファイルを添えて送ります。
配る時期について、このサイトのすすめは、会議の前の出勤日の終業までです。土日が休みの会社で、月曜日の会議なら、前の週の金曜日に送ります。これは目安で、決まりではありません。
先方に資料の用意をお願いするときは、用意にかかる日数を見込んで、もっと早く送ります。前の日に送れなかったときも、会議が始まる前に、読む時間が取れるうちに送ります。
次の2つの文例は、このサイトで作ったものです。〔 〕の中は、送る人が自分の会社と相手のものに置き換えます。
メールの文例(取引先に送るとき):
件名:【〔月日〕の打ち合わせ】アジェンダのご送付 〔先方の会社名〕 〔先方の担当者名〕様 いつもお世話になっております。〔当社名〕の〔自分の名前〕です。 〔月日〕の打ち合わせのアジェンダをお送りします。 当日は、次の3つについてお話しできればと考えております。 1.〔議題1〕 2.〔議題2〕 3.〔議題3〕 事前にご用意いただきたいものは、アジェンダの末尾に書きました。 内容に過不足があれば、お知らせください。 どうぞよろしくお願いいたします。
チャットの文例(社内に送るとき):
〔会議名〕のアジェンダです。 日時:〔月日(曜日)時刻〕 場所:〔場所〕 この会議では〔決めたいこと〕を決めたいので、〔議題〕について、考えを持ってきてください。 〔事前に読んでほしい資料〕は、会議の前に目を通しておいてください。
送ったあとは、返事がない出席者に、会議の前に一言声をかけます。読まれたかどうかを確かめておくと、当日にアジェンダの説明から始めずに済みます。
アジェンダの順番のまま議事録を書く
アジェンダの議題の番号と順番を、そのまま議事録に使うと、会議のあとに迷いません。議題ごとに、決まったこととやることを書いていきます。
やり方は、次の3つです。
- 議題を写す:アジェンダの議題の部分をコピーして、議事録の用紙のいちばん上に貼ります。紙に書くときは、議題の番号と名前を写します。
- 議題ごとに欄を作る:議題の番号ごとに、「決まったこと」と「やること」の欄を作ります。
- 書く場所は番号で決める:会議中に話が行き来しても、書く場所は議題の番号で決めます。話が前の議題に戻ったときは、その議題の欄に書き足します。
次の型は、このサイトで作ったものです。
議題1.前回のやることの確認 決まったこと: やること:(だれが/何を/いつまでに) 議題2. 決まったこと: やること:
議事録の型そのものは、すぐ使える議事録の型で3つ紹介しています。書く順番の全体は、書き方の5つの手順に書きました。
録音を入れると、どんな議事録にまとまるかの見本を、AI議事録の見本で確認できます。いまは見本だけで、録音を送って処理する受付はまだ始めていません。
当日、アジェンダどおりに進まないとき
アジェンダどおりに進まないときは、決めたいことがある議題を先に済ませ、残りは次の回に回します。終わる時刻は動かさず、議題を動かすのが、このサイトのすすめです。
時間が足りなくなったときの、進行する人が話を戻す方法は、話がそれたとき・長引いたときで紹介します。ここでは、アジェンダと議事録の側でできることを紹介します。
- 議題の順番を入れ替える:決めたいことがある議題が後ろにあるときは、先に話します。入れ替えても、議事録の議題の番号は、アジェンダの番号のままにします。
- 話せなかった議題を、次の回に回す:議事録の「保留にしたこと」の欄に、議題の名前を書きます。標準の型を使っているときは、この欄を最後に足します。次の回のアジェンダでは、「前回のやることの確認」の次に入れます。
- 予備の時間を使う:最後に予備の時間を残しておくと、1つの議題が長引いても、ほかの議題を削らずに済みます。
話がそれた内容が、あとで大事になることもあります。議題に入っていなかった話は、議事録の「その他」に1行だけ残しておきます。
よくある質問
アジェンダとレジュメは何が違いますか?
デジタル大辞泉では、アジェンダの意味の1つ目は「計画。予定表。議事日程。協議事項。特に、政治・政策的な分野で、検討課題、行動計画、の意で用いることが多い。」、レジュメは「要約。摘要。研究報告・講演・演説などで、その内容を手みじかにまとめて記したもの。」とあります。会社に決まった呼び名や使い分けがあれば、それに合わせてください。
アジェンダはいつまでに配ればいいですか?
このサイトのすすめは、出席者が読む時間を取れるよう、会議の前の出勤日の終業までに送ることです。先方に資料の用意をお願いするときは、もっと早く送ります。これは、このサイトの目安で、決まりではありません。
短い打ち合わせにもアジェンダは要りますか?
このサイトのすすめは、短い打ち合わせなら、目的と決めたいことを1〜2行で送るだけにすることです。このページの型を使わなくてかまいません。取引先が出る打ち合わせや、議題が3つ以上ある会議のときは、このページの型を使います。
アジェンダの型はWordで使えますか?
使えます。このページの型をコピーして、Wordの白紙の文書に貼り付けます。貼り方と、表に直す方法は、議事録のフォーマットのページの「Wordで使う」の節に書きました。
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